【日 時】 8/25(水)午後1時開演
【場 所】 アベノ区民センター大ホール
【入場料】2,000円
《第一部》午後1時~映画「鳥よ翼をかして」
主催/木下会
共催/日本人妻自由往来実現運動の会
お問い合せ先/(6621)2651
《第二部》午後3時30分~
パネルディスカッション
「もうひとつの北朝鮮問題を考える」
パネリスト
池田 文子 (日本人妻自由往来実現運動の会 代表世話人)
大前 繁雄 (衆議院議員・拉致議連事務局 次長)
有本 嘉代子 (拉致被害者・家族会)
司会 木下 よしのぶ
拉致家族の再会や行方不明者一〇人の安否情報など拉致関連のニュースばかりが大きく報道される中、忘れてはならない「日本人妻問題」。
昭和三〇年代~昭和四〇年代に北朝鮮への帰還事業で朝鮮人の夫とともに北朝鮮に渡った日本人妻は約六千人。どこに住んでいるのか安否の確認も出来ていません。
日本国籍を持ちながら、国交のない北朝鮮に渡った為に在外邦人として政府の支援も受けられない。
日本と北朝鮮、離ればなれに暮らす家族の思いを切々と描いた映画「鳥よ翼をかして」の上映会と、関係者を交えてのパネルディスカッションで、北朝鮮問題を検証します。国交正常化交渉が進められようとする中で、四〇年以上にも及ぶ「日本人妻問題」も忘れてはならない外交課題であると考えます。
多数の皆様のご参加をお願い申し上げ、この問題に対するご理解を賜りますよう、謹んでご案内申し上げます。
天神祭も終わり、本格的な夏を迎えましたが、区民の皆様におかれましては、お変りなく益々お元気でご活躍の事とお慶び申し上げます。
とりわけ今年は、六月に季節はずれの台風が相次いで日本に上陸。七月に入ってからも新潟や福井で集中豪雨に伴う大水害。都心部では、気温が四〇度を超えるなど、観測史上例をみない異常気象が続いています。
これからが夏本番。八月には大阪でも四〇度を超えるのでは…と言われており、今年は「特にシンドイ夏」になりそうです。
ところで、前号で既報の通り、阿倍野区内の未利用地の有効活用に向けた取り組みが、着々と進んできています。
●旧アベノ図書館跡地(阪南町六)については、阪南地域のデイサービスセンターとしての活用を前提に予算化に向けた最終段階に入っています。
●旧消防局アベノ寮(阪南町一)については、区内未整備となっている「老人保健施設」の建設を要望しており、現在消防局、財政局、健康福祉局の三局でその実現に向けた協議に入っています。
その他の未利用地についても、関係局を交えて様々な角度から、有効活用を検討しており、「財政難だから売却する」というのではなく、「区民や市民に還元できる施設としてその用地を有効に活用する」という方針で、今後とも皆様に「アベノに住んでヨカッタなぁ~」といってもらえる街づくりに取り組んで参りますので、引き続きのご指導ご鞭撻を賜ります様よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、向暑の折、くれぐれもご自愛いただき、区民の皆様がご健勝にて、益々ご活躍されます様、お祈り申し上げましてごあいさつといたします。
七月十一日執行された「第二十回参院選」は、選挙区・比例区とも民主党が躍進。改選前の三十八議席から五十議席に伸ばし、自民党の四十九議席を上回りました。昨年の衆院選から続く二大政党制への流れの中で社民党は、改選二議席を守ったものの、共産党は、改選十五議席から四議席に減らし、特に選挙区では、全員落選という結果となりました。
今回の選挙は、年金改正法をめぐる強行採決の是非や自衛隊のイラクでの多国籍軍への参加問題等が争点となり、自民党にとっては、逆風の中での選挙戦となりました。
自民党も、曽我ひとみさんとジェンキスさんの再会など、小泉首相の北朝鮮外交に対する評価を訴え、終盤巻き返しをはかりましたが、民主党への流れを止めるまでには至りませんでした。
大阪では、秘書給与問題で有罪判決を受け執行猶予中の辻元清美氏が社民党を離党し、無所属で出馬。引退を表明した西川きよし氏の六年前に獲得した100万票の行方とともに注目されました。
結果は、別表の通り、自民党新人の北川イッセイ氏がわずか一万七千票の僅差で辻元氏との接戦を制し、六年前坪井一宇氏が失った自民党の議席を奪還。見事初当選を飾りました。
期間中選対・統括副本部長として北川イッセイ事務所に常駐した木下議員は「辻元氏の根強い人気にビックリした。もし、増田候補やおおきど候補が立候補していなかったら・・・と思うとゾッとする。」と、選挙の恐ろしさを話してくれました。
阿倍野区の投票率は別表の通り55,94%で市内最高を記録しました。
これで阿倍野区は、昨年の大阪市長選、二月の大阪府知事選に続き、三連覇を達成しました。
また、三年前の参院選でも市内最高投票率をマークしており、同級選挙連続トップ投票率となりました。この事は、阿倍野区民の政治に対する関心の高さと区選挙管理委員会をはじめとする関係者の積極的な啓発運動によるもので、改めて敬意を表したいと思います。
未納三兄弟にはじまった国会議員の国民年金未納・未加入問題については、自民党から共産党に至るまで国会議員の国民年金に対する意識の欠如を露呈した格好となりました。
議員には、任期中にしか加入できない議員年金制度がありますが、退職金にかわる制度として特例的に設置された為、共済年金制度に加入すると同時に国民年金制度(二十歳から六十歳までの間加入)に加入している一般の公務員共済年金制度とは異なっている事を失念していたものと思われます。そこで、本紙では、議員年金について検証してみました。
議員年金には、
?衆参の国会議員が加入する「国会議員互助年金」
?全国の都道府県議会議員が加入する「都道府県議会議員共済会」
?全国の市議会議員が加入する「市議会議員共済会」
?全国の町村議会議員共済会」
に大別されており、主に別表のとおり運用されています。
地方議員と国会議員の差を比べてみると、
?支給要件が他方議員の在職十二年に対し、国会議員は十年となっている。
?掛け金も、地方議員が標準報酬月額の12/100や13/100となっているのに対し、国会議員は歳費月額の10/100となっている。期末手当額の2/100や2.5/100となっているのに対し、国会議員は歳費月額の0.5/100となっている。
?支給金額も地方議員が平均標準報酬年額の40/150となっているのに、国会議員は退職時歳費年額の50/150となっており、さらに一年ごとの加算比率も高くなっている。
?一般の共済年金では本人負担と雇用者負担の割合が50対50になっているのに対して、地方議員の場合は慨ね55対45で本人負担の割合が多くなっているが、国会議員の場合は慨ね30対70で本人負担の倍以上の金額が国費から支出されている。現在、国会では国会議員の年金問題について在廃議論が展開されていますが、これは、「必要以上の税金が国会議員の年金に使われている事は本来の共済年金としての趣旨が損なわれており、国民の負担になっている」との世論の指摘を受けているからです。
これらの事は地方議員の年金が「地方公務員等共済組合法」の特例に基づいて運用されているのに対し、国会議員は自ら独自に制定した「国会議員互助年金法」に基づいて総務省恩給局の直営で運用されているからです。
基本的に、全国組織で運用されている地方議員の共済については健全に運用されていますが、とりわけ「市議会議員共済」は市長村合併により加入議員の減少や、町村共済加入議員の吸収等に伴う負担増により年々掛け金が増えてきているという事です。
小泉首相も国民に痛みを強いる年金改革をするなら、自ら先頭に立って「国会議員互助年金法」の改正を断行すべきではないでしょうか?野党の国会議員もこの法に基づいて年金が支給されるわけで、年金未納問題を棚に上げて「キレイ事」ばかり言っているような気がします。
ちなみに、本紙の取材に対して木下議員は、「毎日放送時代は厚生年金。退職後は速やかに国民年金に加入しており、空白期間はありません。」と答え、「ちゃんと勤務実態もありますのでご心配なく。」と付け加えてくれました。
国会議員 | 都道府県議会議員 | 市議会議員 | |
根拠法令 | 国会議員互助年金法 | 地方公務員等共済組合法 | 地方公務員等共済組合法 |
対象者 | 国会議員 | 都道府県議会議員 | 市議会議員 |
受給資格 | 10年以上の在職年を有する者が退職したとき | 12年以上の在職年を有する者が退職したとき | 12年以上の在職年を有する者が退職したとき |
支給開始年齢 | 65歳から | 65歳から | 65歳から |
毎月の掛金 |
●歳費月額(現在103万円)の10/100 |
●標準報酬額(大阪府議の場合、現在62万円)の12/100(給付費負担額は10/100) |
●標準報酬額(大阪市議の場合、現在62万円)の13/100(給付費負担は10.5/100) |
期末手当 支給時の掛金 |
期末手当の額の0.5/100 | 期末手当の額の2/100 |
期末手当の額の2.5/100 |
支給期日 | 毎月1月、4月、7月、10月の各月の6日 | 毎年3月、6月、9月、12月の各月の10日 | 毎年3月、6月、9月、12月の各月の5日 |
支給年金額及び 年金額算出方法 |
●支給年金額 |
●支給年金額 |
●支給年金額 在職12年の場合(平成15年4月1日以後新たに議員となった者) 744万円×40/150=1,984,000円 在職40年の場合(平成15年4月1日以後新たに議員となった者) 744万円×62.4/150=3,095,040円 ●年金額算出方法 平均標準報酬年額×40/150 在職年が1年増すごとに、0.8/150を加算 経過措置で、平成15年3月31日以前に地方議会議員であった期間を有する者は、 平均標準報酬年額×45/150(在職12年)で、在職年が1年増すごとに0.9/150を加算 在職年が50年で打ち切り(70.4/150) 大阪市議の場合、現在の平均標準報酬年額は、月額62万円×12月=744万円 |
その他 | ●若年停止 65歳未満全額停止(経過措置あり) ●高額所得による停止あり |
●若年停止 65歳未満全額停止(経過措置あり) ●高額所得による停止あり |
●若年停止 65歳未満全額停止(経過措置あり) ●高額所得による停止あり |
阿倍野区では、区民の皆さんが中心となって身近な「まちづくりの課題」をテーマに取り上げ、将来のあるべき姿や区民一人ひとりの取り組み等について検討する「未来わがまち会議」を立ち上げる事になり、その会議に参加する委員を募集しています。
この会議は、行政にばかり対応を求めるのではなく、区民一人ひとりの取り組みの中で、どんな活動ができるのかを考える会で、「区民の区民による区民のため」の組織です。身近なゴミ問題からバリアフリーや子育て支援に至るまで、いろんな知恵を出しあって区民同士の助け合いによるまちづくりを考えてみませんか。
●区内に居住、通勤、通学されている方で、継続的に会議に参加 できる方。
●男女、年齢などの制限はありません。
●報酬等については支給されません。
希望される方は、「阿倍野区のこれからのまちづくりのために取り組みたい事」というテーマの作文を添えて区役所にお申し込み下さい。
お問い合わせ/区役所・企画振興係?6622-9734又は
区ホームページhttp://www.city.osaka.jp/abeno
JR阪和線の上り線(天王寺方面行き)がいよいよ十月十六日から先行高架される事になりました。
これは、大阪市とJRが発表したもので、上り線の先行高架については今年三月に計画されていましたが、一部権利者との交渉がまとまらず、延び延びになっていたものです。この程、先行高架に向けて前向きな話し合いが進み、JRの架線切り替えの調整もできたとの事で、十月十六日の始発電車から、上り線のみ高架軌道を走行する事になったものです。
上り線の先行高架により、各踏切での遮断時間は半分以下になり、交通渋滞の緩和等、地元から大きな期待が寄せられています。
また、引き続いて下り線の高架化に向けた作業に入りますが、概ね平成十八年の春頃には、全線高架化を実施したいという事です。
阿倍野区では、鶴ケ丘駅や南田辺駅が対象となりますが、天王寺方面にお出かけの際は「高架駅」を、和歌山方面にお出かけの際は「従来の地上駅」をご利用下さい。
くれぐれもお乗り間違いのないようご注意下さい。
編集後記
暑い、暑い参院選が終わりました。これで選挙も一段落。
衆院の解散総選挙さえなければ、次の投票は、三年先の統一地方選になります。
その時の政治情勢がどうなっているのか、選んだ人が、ちゃんと真面目に働いてくれているのか、見極める期間なのかもしれません。