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アベノジャーナル第16号

平成八年の初春をご健勝にてお迎えの事と心よりお慶び申し上げます。
本年も若さと行動力でがんばります
昨年は阪神淡路大震災をはじめ、オウム真理教によるサリン事件、木津信など金融機関の経営破たん、フランスの核実験、いじめによる小中学生の自殺など考えれられない事件・事故が相次ぎ大阪でも何か大事件が起きるのではと、不安を感じつづけた一年でもありました。そんな中、市民の皆様のご協力でAPEC大阪会議が成功りに終了しました事は、国際都市を目指す大阪にとって歴史に残る記念すべき年になったと思います。また、昨年四月に執行されました統一地方選挙におきましては、皆様の暖かいご支援を賜わり、最高点当選の栄に浴させていただき、有難く厚く御礼を申し上げます。この上は、皆様のご期待にこたえられる様、市政・区政の身近な相談口として精進を重ねて参る所存でございますので、倍旧のご指導を賜ります様、お願い申し上げます。
今年も「若さと行動力」をモットーに、教育・福祉などの諸問題に積極的に取り組み、区民皆様の手足となって働かせていただきたく、皆様のご教示をお願いする次第であります。
今年一年、ご家族ご多幸をお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

昨年9月5日、西尾正也市長(当時)の突然の引退表明から3ヵ月。後継ぎ指名を受け、自民・公明・社会・新進の四党の推薦を取りつけた磯村隆文氏(前大阪市助役)が、12月10日、即日開票の結果、共産党推薦の井上けんじ氏を大差で下し、初当選を飾りました。西尾正也前市長の突然の引退表明で、与党四会派の足並みが乱れ、「大阪府知事選の二の舞になるのでは・・・。」と心配された市長選も、与党四会派の結束の下、安定した戦いを展開した磯村氏が、28.0%という市長選最低の投票率にもかかわらず、大差で井上けんじ氏を下し、第16代の大阪市長に就任しました。

◆経歴◆
◇学歴
・1930(昭和5)年12月 大阪市に生まれる・生野国民学校 私立生野工業学校を経て北野第二中学校卒業・大阪商科大学高等商業部卒業
・1954年(昭和29)年大阪市立大学 経済学部卒業
・1956年(昭和31)年同大学大学院経済学研究科修士課程修了・フルブライト留学生として米国ジョンズホブキンス大学大学院で研究
・1959(昭和34)年私立大学大学院経済学研究科博士課程修了
・1972(勝は47)年経済学博士号学位取得(「物価変動の理論」)
◇職歴
・1959(昭和34)年私立大学経済学部助手・講師・助教授
・1975(昭和50)年教授・経済学部長・文化交流センター所長
・1990(平成2)年退職・同年4月大阪市助役就任
・1995(平成7)年9月退任

昨年の5月市会(役員改選市会)において、第90代・徳田育久子議長(北区選出)の補佐役に、2期生のトップをきって、木下吉信議員が抜擢されました。補欠選挙で初当選した議員が、2期目の初年度に運営理事に就任する事は、初めての事で、親子2代の運営理事就任は、昭和63年の、改発康秀議員(自民・平野)、平成2年の寄吉哲司議員(民社・東淀川)に次いで3組目となります。
※運営理事とは・・・
円滑な議会運営をするための調整役。
議長・副議長の補佐役として、2名が選出される。
議長(又は、副議長)が議事進行をする際のシナリオを作るのが仕事で、本会議に上程される条例案・決議案・意見書案など与野党間の調整を行なう。

アベノベルタにある阿倍野スポーツセンターは、昭和62年のオープン以来、柔・剣道をはじめバレーボールや体操クラブなど健康増進等の目的で、幅広く区民の皆様に利用されています。しかしながら、夏休み等、夏場の利用に関して利用者から、空調設備を含めた改善を求める声が多くあげられ、この度阿倍野スポーツセンターと東淀川スポーツセンターの2館で、初の冷暖房設備が設置される事になり、本年1月より工事が始まります。
この度の冷暖房設備工事は、大阪市として新たな試みで、市民の健康増進の為の快適な環境づくりが狙いです。これまでは、スポーツセンターは、運動をして、汗を流すのだから、冷暖房の設備などは、意味がないとされてきました。
しかし、汗を流すのがスポーツセンターの役割ではなく、体を動かして健康増進をはかるのが目的であるという事から、快適な施設の中で体を動かしてもらおうというもので、夏場の衛生面での問題や冬場の準備運動不足によるけがの問題などについても解消されると、各種スポーツ団体からも評価をいただいており、大阪市では、今後も利用者の反応をみた上で、拡充していく方針です。
この工事に伴って、1月16日より4月15日までの間、臨時休館となり、利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
尚、4月16日以降の利用につっきましては、平常通り一ヶ月前からの予約となりますので、工事中でも3月16日から受付業務を行うとの事です。
詳細はアベノスポーツセンター(06)647・0086まで。

永年にわたって長池地区の皆様にご利用いただいた「長池老人菜園」が、この度、在宅サービスセンターに建て替えられる事になり、新たに、長池公園内に「長池連合会館」が建設される事が、正式に決定しました。
長池連合会館の建設計画については、10年前から懸案になっていた問題で、当初は、JR阪和線の高架下の有効利用の一環として計画されていましたが、事業の長期化に伴って、「早く建設してほしい。」と要望が出されていました。
長池地区には、西田辺老人福祉会館があり、地域の方に利用されていますが、南北に長い連合の事情を考えて、当時の平井重太郎連合町会長(故人)らから、連合の中心部に、利便性に富んだ地域集会所を設置してほしいという声が出ていました。
今回の決定は、昨年の阪神・淡路大震災による安全基準の見直しによる阪和線の高架化事業と阪神高速泉北線の建設事業が、大幅に遅れるとの見直しから、公園用地の使用に踏み切ったものです。工期等については、後日、発表される予定になっていますが、大阪市では今年夏頃をメドに完成させたいとしています。
また、会館の利用規則等については、長池連合町会で改めて協議していただく事になっています。
尚、在宅サービスセンターの工事については、連合会館完成後に地元町会などと話し合って着工する予定です。

大阪市立大学では、阿倍野学舎にある医学部に平成10年4月から新たに、市立大学付属看護短期大学部(仮称)を併設設置する事を発表しました。
この事はは、これまで看護専門学校として運営されてきたものを、単古代学として昇格させす事によって、市大医学部とのより密接な交流を計り、実務研修など、よりレベルの高い看護知識を修得してもらおうというものです。
昨今の看護婦不足は、病院現場では、公・民とも深刻な問題で、高学歴指向の強い志願者を募るのが狙いです。
計画案では、現在の市大病院の南側に総工費53億円をかけて地上9階、地下1階の短期大学棟を建設し、一学年80名の定員で、3ヶ年修了制で、平成10年4月に開講予定です。
尚、入学試験など募集要項のついては、文部省の設置認可がおりてからになりますが、共通一次試験の対象にはなっておらず、独自のテストで合否を判定するという事です。


編集後記

この度、区民の皆様との情報交換をより密度の濃いものにしようと本紙を創刊させていただきました。編集を担当したスタッフ一同、初めての紙面づくりで、お見苦しい点もあるかと存じますが、年2回の予定で発刊させていただきますんpで、よろしくお願いいたします。尚、創刊にあたり、広告掲載のご協力をいただきました皆様に心より感謝申し上げますとともに本年が区民皆様にとってよき年となります様お祈り申し上げます。
※本紙に関するご意見ご要望は、大阪市阿倍野区王子町一の十の六 木下事務所内
アベノジャーナル編集部
電話(06)621の2651まで