天神祭も終わり本格的な夏を迎えましたが、区民の皆様におかれましては、益々お元気でご活躍の事とお慶び申し上げます。
また、4月に執行されました統一地方選挙におきましては、戦後最低の投票率ながら区内最高得票で、4たび、市政壇上にお送りいただき、ご支援をいただきました区民の皆様に心より厚く御礼申し上げます。
この上は、これからの4年の任期をしっかりと皆様のご期待に応えられるよう、議員としての自覚をもって諸課題に取り組むと同時に、選挙中にお約束させていただいた公約の実現に向け、全身全霊を傾注して参る所存でございます。
阿倍野区における、これから4年間の大きな課題は次の4点です。
以上4点は、いづれもこれからの地域の街づくりにとって大きな影響を与えるプロジェクトで、慎重な対応が求められるとともに、今任期中に今後の整備計画を含めて結論を求めていかなければならない問題と考えています。
このほか、放火やひったくりなど、街頭犯罪の急増に伴う地域防犯体制の確立や、在宅高齢者に対する地域支援体制の見直しをはじめ、赤バスの運行路線の見直しなど、区役所を中心に、警察、消防、医療機関などと協議を重ねて問題解決に取り組まなければなりません。
このように問題山積の阿倍野区ですが、区選出議員の一人として、持ち前の「若さと行動力」で多くの方のご意見に耳を傾け、皆様のご期待に応えられるよう全力投球する覚悟でございますので、引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ながら、区民皆様のご多幸を心より祈念申し上げ、ごあいさつといたします。
7月2日(水)・3日(木)・4日(金)の3日間連続で、「あべの区民友の会総会・懇親会」がフェイセスゲストハウス(寺田町)で700名近い人々が出席して盛大に開催された。
あべの区民友の会(高田嘉夫会長)は、木下吉信大阪市会議院を後援しており、年1回1泊旅行を実施して親睦を図っているが、統一地方選挙の年は旅行をやめて、近場で総会を開いている。
総会は、木下吉信議員が満面の笑みを浮かべて会場に入場、大きな拍手で迎えられて始まった。そして高田会長、木下議員に各支部の女性部長が花束を贈呈した後、高田会長があいさつに立った。
「投票率の低い、盛り上がりのない選挙だった。先代の伸生先生からトップ当選が当然と思われていて、どれだけ得票出来て、トップ当選を果たすかだけが気がかりだった。幸い4期連続でトップ当選を果たし、今後4年間、皆様のために一生懸命働いて期待に応えてくれると信じている。…」と会員の熱い支持に御礼を延べた。
続いて木下吉信議員が壇上に上り、「与えられた任期の4年間、木下と書いて投票して良かったといわれるよう精一杯頑張ります。当選報告の朝立ちを一週間した中で、一番多かった声は、もう少しやせなあかん!といわれたことです。体は大きいが小廻りがきく男です。皆様方の温かい輪の中で、しっかりともっと大きく育ててやって下さい。…」とユーモアを交えて謝辞を述べ第一部総会は閉会した。
第二部懇親会は、乾杯・万歳三唱の後、食事を摂っている間、木下議員は各テーブルを廻り、いろいろな相談を聞いたり(本人は出前相談といっている)、酒を酌み交わしたりして歓談した。座が盛り上がったところで、各支部代表によるカラオケ大会が実施され、日頃鍛えたノドを競い合い、大きな拍手で讃えて、全員が歌い終わったのち閉会となった。
今回特筆すべきは、「木下吉信応援歌」が出来たことだ。曲は「青い山脈」の替え歌で、今回も全員で合唱した明るい応援歌だ。
4月4日告示、4月13日投票で執行された統一地方選は、全市的に投票率が低迷し、市内平均で47.2%、阿倍野区では42.0%と戦後最低を記録。24区中16区で過半数割れとなりました。
投票率が伸び悩んだ大きな理由は、ノック知事の辞職に伴い、知事選が行われなかった事です。
例年であれば、知事選告示の日から選挙管理委員会が投票呼びかけの街宣車を出したり、テレビのCMが流れたりするのですが、今回は府市会議員の選挙が始まってからの広報活動となった為、有権者の意識が盛り上がってこなかったのではないかと考えられます。
また、阿倍野区では、選挙前から公明党が候補者擁立を見送った為、無投票選挙になるのでは?という空気が流れ、有権者の選挙に対する関心が低かった事も否定できません。幸い、候補者が5人出揃い、選挙戦に突入したものの、「自分の1票がどこに入っても当落に影響しない。」と投票に行かなかった人が多かったそうです。市・選挙管理委員会では、一番身近な議員を選ぶ選挙で、
有権者の半数以上が棄権した事を重く受け止め、年末に予定されている大阪市長選と、来年1月の大阪府知事選に向けての広報体制の在り方について検討をはじめました。
阿倍野区の結果については別表の通りで府会・市会ともに低投票率にもかかわらず、自民党候補が投票総数の過半数を占め区民の代弁者としての期待が表われた結果となりました。
ちょうど今から10年前の平成5年6月18日。宮沢内閣不信任決議案が衆院本会議で可決されました。55年体制の崩壊とも言われ、自民党単独政権の時代は終わりました。
その後、「反自民・非共産」を掲げた8党連立による細川内閣が誕生。
以来10年間、連立の枠組みは変わりましたが、21世紀の政治手法として定着した感があります。
今秋にも予想される解散総選挙。連立政権10年という節目の年だけに今後の政党政治の在り方を問う意義ある選挙となりそうです。
平成11年の工事着工から4年。高架構造物の全体像が見えてきて、ようやく踏切りのない阪和線のイメージがふくらんできました。
この程、大阪市とJR西日本は鉄道の高架化に伴う高架駅の完成予想図を発表しました。
いずれも阿倍野区側から見た完成予想図で、バリアフリー設計で、障害者や高齢者に配慮した構造となっており、来年春の上り線(天王寺方面行き)の先行高架にあわせて、共用開始される予定です。
現在、高架化工事は全区間で行われており、駅舎を除く高架構造物については8割以上完成しています。
このまま予定通り工事が行われれば、平成16年3月末には、上り線(天王寺方面行き)が先行高架され、平成18年3月末には、下り線(和歌山方面行き)の高架も完了し、晴れて、踏切りのない阪和線が完成します。
新駅舎には、上り線の先行高架に合わせて共用開始されますが、下り線が高架化されるまでの間は現在の地上駅舎との併用になりますので、くれぐれもお間違いのない様にご注意下さい。
尚、高架下の利用については各方面からご要望をいただいておりますが、まだJRとの協議が進んでおりませんのでお含みおき下さい。
▲自習風景
「清風情報工科学院」ってご存知ですか?チンチン電車の松虫駅の近くにあって、2年前までは「オージスコンピュータ学院専門学校」だったところです。
この「オージス専門学校」を2年前に、学校法人「清風学園」が引継ぎ、コンピュータプログラミングやソフト開発を専門的に習得する「清風情報工科学院」としてリニューアルオープンしました。
運営は、学校法人「清風明育社」(平岡龍人理事長)が行っています。
清風明育社では、この学院を拠点に、コンピュータ関連だけでなく、幅広い学習能力のある知識人を養成したいという事で、様々なセミナー活動を展開する等、今注目の専門学校です。
今回の自習室の開放事業もその一環で、住宅事情等の理由で自宅で集中して勉強できない子供達が自分の好きな時間に利用出来る、まさに図書館の自習室のように活用する事が出来ます。
また、学院の職員や学生スタッフが常駐しており、解らないところ等は無料で指導して貰えるというのも大きな魅力です。
自習室の利用は登録制で、1ヶ月3,000円の利用料がかかりますが、冷暖房完備で、又、周りの雰囲気につられて能率も上がると、6月1日の開設以来、問い合わせが相次いでいるそうです。
暑い夏休み、宿題に追われる時期だけに、お問い合わせはお早めに。
【平岡龍人理事長の談話】 阿倍野区は文教地区で教育熱が盛んだと聞いていたが、住宅事情もあり、子供達の学習環境としてはまだまだ十分とは言えない。ついては、この教室を図書館の自習室のように開放する事で、子供達の学習意欲を満たしてやる事が出来れば、もっともっと有能な人材育成に繋がり、地元にも貢献出来ると期待しています。
開放時間 |
平日・土曜日 朝 9時~夜10時 日曜・祝日 朝 10時~夜7時 年末年始を除き、年中無休 |
対象 | 進学を目指す、中・高生及び浪人生 |
自習室使用料 | 1ヶ月3,000円 |
問い合わせ先 | 清風情報工科学院 TEL 06-6655-3100 |
編集後記
統一地方選挙も終わり、ホッとする間もなく、今年は市長選が行われます。
磯村市長の三選出馬か!?秋には衆院の解散総選挙もありそうで。今年は正に選挙の年!?いずれにしても投票率が気になります。