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アベノジャーナル第22号

天神祭も終わり本格的な暑い夏を迎えましたが、区民の皆様におかれましては、益々ご健勝にてご活躍の事と心よりお慶び申し上げます。
また、平素は私の議員活動に対しまして暖かいご理解とご支援を賜り厚く御礼を申し上げます

引退の美学
サッカーのワールドカップドイツ大会もイタリアの優勝で幕を閉じました。日本代表は決勝トーナメント進出を期待されながら予選リーグで1勝もできずに敗退してしまいました。そして、中田英寿選手の突然の引退宣言。「余力を残して惜しまれながら引退する」全盛期引退型と、「限界まで戦って、灰になるまで現役を貫く」完全燃焼引退型のどちらを選択するかは、選手本人の競技に対する思いであったり、自らの競技生活の最後をどう考えているのかによって左右されます。ジダン選手(フランス)やフィーゴ選手(ポルトガル)のように「今大会を最後に引退する」と宣言するのも、プロ選手としてのパフォーマンスかもしれません。その事で、チームやサポーターのモチベーションが上がるのも事実です。以前、雑誌のインタビューで「サッカーだけが人生じゃない。サポーターの皆さんに最高のプレーを見せる事ができなくなったら、プロ選手としては終わり」と中田選手が答えていたのを思い出し、これが彼の人生観でプロとしてのプライドなのだと思いました。私の中で、第58代横綱・千代の富士関が「体力の限界!」と涙ながらに引退した姿が印象に残っており、一流選手はそれなりに競技生活の最後の舞台を探しているのかも知れないなぁ〜と改めて考えさせられました。
一方で、サッカーの三浦知良選手や巨人の清原和博選手、工藤公康投手のように、ケガと戦いながら若い選手に負けないようがんばる姿に感銘を受ける人も少なくないのです。スポーツ選手だけでなく、政治家や歌手、俳優などの芸能人でも「引退の美学」は存在するのです。共通する事は、応援してくれている方々に「夢や希望を与えているのか」、その方々の「期待に応えられているのか」というのが、判断のポイントになるのではないかと思います。
中田選手は29歳。引退するには早い年齢で、引退撤回や復帰を求める声が出てくるのも当然です。
ただ、新たな人生を始めるには、適齢なのかもしれません。いずれにしても、これからの人生でも「さすが世界のナカタ」と思わせるような活躍を期待したいと思います。
ポスト小泉について
小泉純一郎首相の自民党総裁としての任期切れを9月に控え、ポスト小泉レースが激化する中、北朝鮮がミサイル発射実験を行うなど緊張感が高まってきています。また、中国や韓国による海洋調査の無断実施など近隣外交の課題にどのように対応するのか、次期政権の取り組みが注目されています。
また、通常国会で継続審議となった「教育基本法改正法案」や憲法改正に伴う「国民投票法案」など今後の日本の指針となる重要法案も積み残されたままとなっています。
私も自民党員の一人として総裁選挙の投票権を持っているわけですが、これら、内政外交等の政治課題にしっかりと取り組んでくれる人は誰なのか…?来年の統一地方選や参院選で自民党の顔としてふさわしい適任者は?民主党・小沢党首に対抗できるのは、誰か?等々今から悩んでいます。
市政改革について
大阪市の市政改革も迷走しています。これまで労働組合を中心とする様々な職員厚遇問題が指摘され、ヤミ手当てやヤミ退職金等が改善されたわけですが、今度は芦原病院や飛鳥会など同和問題に発展しています。 飛鳥会の駐車場委託契約については、飛鳥会の理事長と市の職員が逮捕されました。芦原病院の不正経理問題についても購入予定の医療機器が購入されていなかったり、当時の局長の個人口座をう回して融資が実行されるなど不透明で不可解な部分が多く刑事事件に発展する可能性を否定できません。
このように健全な市政運営を目指して過去のウミを出し切って再スタートしようとする関市長の並々ならぬ取り組みについては評価のできるところであります。
しかしながら職員厚遇問題にしても、同和問題にしても、なぜそのような事態になったのかという原因関係についての市民に対する説明が充分になされていないというのが私の印象です。それぞれの不正が明らかになった段階で、幹部職員が記者会見の席上で、深々と頭を下げる光景ばかりが目に焼きついて、原因や経過についての説明責任を果たしていないように思います。
今年6月の市会本会議で「市政改革特別委員会」の設置が認められました。これは議会側から設置を提案したもので、市民の代表として「何でやねん」という部分にメスを入れて議会の場で、すべての事柄について明らかにしていこうと考えています。ご意見やご要望がございましたら、遠慮なくお寄せいただきますようお願いいたします。
阿倍野区について
阿倍野区では、5月21日にJR阪和線の高架化切り替えが完了し、現在、踏み切りの撤去工事が行われています。
今後は、これまで使っていた軌道敷のレールや枕木等が撤去される事になっており、あわせて高架下の利用計画なども検討される事になっています。
その他、10月には区内初の老人保健施設「やまき・あべの苑」(阪南一丁目)がオープンするのをはじめ、有料老人ホームの整備も各地で進んでいます。(3面の施設マップ参照)
阿倍野再開発事業については、東急ハンズやイトーヨーカ堂の進出が予定されているAー2地区の工事着工を来年に控え、現在は仮設店鋪への移転が進められています。
また、Aー2地区とあべのベルタを結ぶ地下通路の問題やD4ー1地区に計画されている30階建てマンションの建設については、地元協議が難航しています。再開発事務所では平成22年度中の事業完成を考えており、早急な対応が求められています。
このほか、区内では大阪市所有の未利用地の有効活用に向けた取り組みや、聖天山公園をはじめとする公園ホームレス問題など、区民の皆様に対して施策としての一定の方向づけを示さなければならないと考えています。
また、赤バスのルート変更に伴うご意見についても賛否両論寄せられており、皆が納得できる巡回バスとして定着するよう関係機関に働きかけて参りたいと思います。
これらの諸課題の解決に向けて、皆さんのご意見を賜りながら全力投球でがんばりますのでよろしくお願いいたします。
最後に
私の議員活動の原点は「阿倍野に住んでてヨカッタなあ〜」と思っていただける街づくりを進める事であり、区民一人ひとりのご意見やご要望に誠意を持って対応する事であります。もちろん、区が抱える諸課題についても区民の皆様の理解が得られるよう取り組んで参りたいと考えています。
平成4年の初当選以来、多くの皆様のご支援の和の中で、ご指導を賜って参りましたが、今後とも変わらぬご教示・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、区民の皆様が益々ご健康でご活躍されますよう、心より祈念申し上げまして、ごあいさつといたします。

平成十八年盛夏
大阪市会議員 木下 よしのぶ

日本の総人口に占める65歳以上の老年人口比率(高齢化率)が21%、15歳未満の年少人口比率(少子化率)が13・6%でともに世界一を記録しました。
これは、総務省が昨年行った国勢調査の「1%抽出速報」に基づいて発表したもので前回の国勢調査(平成12年)では、いずれもイタリアに次いで2番目でしたが日本の少子高齢化が一段と進んでいる実態が鮮明になりました。
別表の通り、それぞれの上位5ヶ国には、第2次大戦の敗戦国である、日・独・伊3ヶ国が入っているのが特徴で、特に日本の場合、団塊の世代が65歳を迎える2012年以降、これらの数値がさらに顕著になるものと予想されています。
ちなみに、阿倍野区では、区内人口10万7295人に対して65歳以上の老年人口が2万2323人で、高齢化率は20.81%でした。また、65歳以上で一人暮らしの方は6317人となってます。

高齢者を中心とする患者の窓口負担増や長期入院患者の療養病床の削減など、高齢者医療の抜本的な見直しで医療費の抑制を目指す「医療制度改革関連法」が6月14日の参院本会議で可決成立しました。
参院・厚生労働委員会では、「療養病床の代わりとなる老人保健施設への適切な支援策や高齢者の負担増に配慮を求める」付帯決議が、自民・公明・民主・社民の賛成多数で採択されました。
主な医療制度の改正点については、別表の通りとなっていますが、現在、全国に約38万床ある療着病床を2012度までに15万床程度まで削減し、減らす23万床については、有料老人ホームや老人保健施設で対応し、在宅療養を充実させる事となっています。
高齢者の負担増が目立つ一方で、出産一時金の増額や、就学前児童の負担軽減など、少子化への配慮も盛り込まれています。
今回の改正法案の成立について、木下吉信議員は、「国会で決まった事に意見するのは…」と、前置きした上で、「団塊の世代が定年を迎え高齢化が進む社会情勢に対応できる医療制度改革であってほしいと思います。
ただ、核家族化が進んでいる状況で、病床を追い出された高齢者が、本当に在宅で充分なケアを受けられるのかどうか、大阪市にも対応を求めていきたい」と、話してくれました。

●あべの区民友の会
6月下旬、第30回の親睦旅行会が開催されました。今回は、「錦帯橋温泉と安芸の宮島」の旅。
3年前に総工費26億円をかけてリニューアルされた全長210メートルの錦帯橋を渡りロープウェイで山頂の岩国城へ。
ホテルでは、温泉にゆっくり浸かって日頃の疲れを癒しました。
懇親会の席上は、まるで仮装大会の様で笑いが止まらないくらい楽しい宴会となり盛り上がりました。
翌日はフェリーを使って安芸の宮島へ。物欲しそうな鹿を追い払いながら厳島神社で来春の統一地方選挙での必勝祈願。
このあと、松寿園を訪ね、朝鮮半島との交易の歴史を学びました。恒例となった木下議員の車中座談会も同和問題から敬老パスの今後の見通しまでわかりやすく解説。
参加者からの質問にもていねいに答える姿が印象的で大いに親睦を深める2日間となりました。

※恒例の日帰り研修会は、11月に予定しています。
●木下塾
6月10日(土)第31回木下塾が開催されました。今回のテーマは「教育基本法改正について」
政府案と民主党案を比較しながら現在の教育現場が抱える様々な問題点を木下議員がわかりやすく解説しました。
次回は、9月2日(土)午後7時からアベノベルタ3階の市民学習センターで行います。参加は無料ですので奮ってご参加下さい。

編集後記

高齢者を取り巻く環境が大きく変わってきており、今号は「高齢者特集」で編集しました。
いかがでしたか?
区内に様々な施設があるのに充分に周知されておらず、今号の記事が皆さんの有効活用の一助になれば…と想います。
また、何かわからないことがあれば、遠慮なく事務局までお尋ねください。