区民の皆様におかれましては、益々ご健勝の事と心よりお慶び申し上げます。
2000年、ミレニアムの年も5ヵ月余りを残すのみとなり、1日1日、21世紀の足音が近づいて参りました。
さて、今世紀最後の選挙といわれた、衆議院総選挙も自公保三党で271議席と絶対安定多数を確保したものの、政権の安定を実感できる選挙内容であったとは言い難く、後味の悪いものとなりました。
21世紀に向けて、この国の在り方を問う選挙として、与野党の政策論争を期待していた有権者にとって、森首相発言のあげ足をとって資質を問題視する野党側とその言い訳に奔走する与党側の中傷合戦に終始した事は、有権者をしらけさせただけでなく、与野党とも国益を追求する公党としてのモラルの低さを露呈した選挙であったと思います。
地方分権が進められる中、私達地方議員もこれからは、しっかりと政策を論じ、将来のビジョンを示し、訴えていく事が大切であると痛感いたしました。
阿倍野区だけでも、再開発事業、阪和線高架化、ホームレス問題、高齢者・障害者対策、浸水対策等々、政策課題が山積しており、これらの諸課題に全力で取り組んで参る所存であります。
区民の皆様の様々なご意見を賜りながら「アベノに住んでよかった」と言われる街づくりを目指してがんばりますので、今後共ご指導の程よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、向暑の段、お体ご自愛いただき益々ご活躍されます様お祈り申し上げ、ごあいさつとさせて頂きます。
改選前 | 改選後 | |
自民党 | 271 | 233 |
公明党 | 42 | 31 |
保守党 | 18 | 7 |
民主党 | 95 | 127 |
共産党 | 26 | 20 |
自由党 | 18 | 22 |
社民党 | 14 | 19 |
その他 | 16 | 21 |
合 計 | 500 | 480 |
第41回衆院選 (H8.10.20) |
大阪府知事選 (H12.2.6) |
第42回衆院選 (H12.6.25) |
大正区 57.50% |
阿倍野区 46.85% |
阿倍野区 58.34% |
生野区 57.29% |
生野区 45.73% |
西淀川区 58.31% |
阿倍野区 56.54% |
天王寺区 45.32% |
此花区 57.29% |
西淀川区 56.52% |
大正区 45.12% |
城東区 57.24% |
旭区 56.43% |
旭区 44.70% |
東成区 57.17% |
去る5月25日、市会本会議において、正副議長をはじめ主要役職の改選が行われました。(別表参照)第95代議長には、住吉区選出の天野一議員(自民・5期)が、第100代副議長には、旭区選出の和田充弘議員(民主・6期)が選ばれました。
運営理事には、木下吉信議員(自民・阿倍野区)と奥野正美議員(民主・港区)が指名されました。
運営理事の木下吉信議員は平成7年第90代徳田議長付きに続き、5年振り2度目の就任となります。
市会事務局によりますと、議会運営の要である運営理事に2回以上就任した議員は、木下吉信議員で6人目との事で、今後の活躍が期待されています。
JR阪和線の高架化工事が今年1月から鶴ヶ丘駅を皮切りに着工しました。
区間は、文の里4丁目から住吉区杉本3丁目までの約4.9キロの区間で、12か所の踏切を解消し、高架化するというもので、総事業費は約900億円です。
高架化工事に伴い、付属街路の整備も行われており、上下水道・電気・ガス等の生活配管のつけかえ工事もあわせて行われます。
完成は平成17年度末の予定ですが、平成15年度には上り線(天王寺方面行き)が先行高架される予定になっています。
現在JR西日本管内では、左表の通り、ワースト3を阪和線が占めており、長居踏切では、午前7時30分から午前8時30分の1時間に最大約50分間踏切が閉っているという「開かずの踏切」状態が続いています。
大阪市とJRでは、平成15年度に上り線を先行高架させる事で、すれ違いによる待機しゃ断の時間が解消される等、現在、約50分間のしゃ断時間が約20分間になるとの見通しを発表しており、朝のラッシュ時の渋滞も緩和されると話しています。
また、工事期間中は、工区毎に工事を行うとの事で、工区によっては、深夜、終電が出たあとの工事も予想されますので、沿線住民の皆様には、ご理解とご協力を賜りたいとの事です。
尚、工事に関するお問合せは、 電話 06・6697・6516 JR長居工事事務所まで
尚、木下事務所では骨髄バンクに関するパンフレットを用意いたしておりますので、お気軽にお立ち寄り下さい。
平成12年度7月分の市営住宅の募集が始まりました。
本紙発行の段階で〆切り間近となりますが、市内全体で、1,456戸、区内分だけでも34戸の募集がありますので、希望される方は、至急、木下事務所までお問合せ下さい。
区内募集分は別表の通りです。
尚、次回の募集は来年2月の予定です。
いよいよ、今世紀最後のアベノジャーナルとなりました。次号は来年1月発行予定です。21世紀の幕開けにふさわしい紙面づくりを目指したいと思います。
今年10月には、国勢調査が行われます。区内の人口、高齢化率など気になりますが、21世紀の街づくりの基礎となるデータですので、皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。